水の流れを表現する | デジタル一眼カメラ α(アルファ)で写真撮影を楽しむ | 活用ガイド | デジタル一眼カメラ α(アルファ) | サポート・お問い合わせ | ソニー

    滝や渓流は、一年中楽しめる撮影スポットです。花や新緑、紅葉など季節ごとの風物と水の流れを組み合わせて、印象的な作品に仕上げましょう。
    Sモードでシャッター速度を変えると水の描写が変化します。水の動きを観察して、撮りたいイメージに合わせていろんな設定を試してみましょう。

    撮影の準備をする

    三脚とリモートコマンダー
    スローシャッターで滑らかな水の流れを撮るには、長時間シャッターを開けておく必要があるため、三脚でカメラを固定して撮影します。渓流での撮影では三脚を水に入れて撮影することが多いので、少しの水流でも安定するよう、ある程度自重が重いものを選びましょう。
    また、シャッターボタンを押す時の手ブレ防止のため、できればリモートコマンダーも用意しましょう。
    NDフィルターやPLフィルター
    NDフィルターを使うことでレンズに入ってくる光の量を減らし、シャッター速度を遅くしたときに適切な明るさになるよう調整することができます。PLフィルターは水面の反射を防ぎ、透明感のある水の表現ができます。
    フィルターがあると、撮影する現地の環境に左右されずに思いどおりの表現ができるので、持っておくと便利です。
    タオルやレンズクロスなど
    カメラやレンズは防水ではありません。気を付けていても撮影中に水しぶきがかかったり、手が濡れたりすることもあります。
    すぐに拭けるようにタオルやレンズクロスを準備しておきましょう。

    シャッター速度による水の描写の変化

    滝や渓流の写真は、シャッター速度によって大きく印象が変化します。
    Sモード(シャッター速度優先モード)に設定し、高速シャッターで水の動きを止めて水しぶきを表現したり、スローシャッターで水の流れをやわらかく表現するなど、撮影したいイメージに合わせてシャッター速度を変えましょう。

    シャッター速度とSモード

    高速シャッターで躍動感のある写真を撮る

    おすすめの撮影設定

    • 撮影モード:Sモード
    • シャッター速度:1/1000秒
    • ドライブモード:[連続撮影:Hi]

    水量が多く流れの激しい滝や渓流を見つけたら、ダイナミックな写真を撮るチャンスです。水量が少ないと水しぶきが少なく、物足りなさが出てしまうので、できるだけ水量の多いポイントを探しましょう。
    シャッター速度は撮影場所の明るさなど環境によって調整が必要ですが、まずは1/1000秒を目安に設定してみましょう。水しぶきをしっかり止めて写すことで、迫力ある印象になります。
    水しぶきの様子は撮るたびに変化するので、なるべく多くの枚数を撮影してベストな1枚を選びましょう。

    スローシャッターで滑らかな写真を撮る

    おすすめの撮影設定

    • 撮影モード:Sモード
    • シャッタースピード:1秒前後
    • ドライブモード:[1枚撮影]または[セルフタイマー:2秒]
      * リモコンがない場合は手ブレ防止のためにセルフタイマーがおすすめです。

    水の流れが穏やかなポイントでは、シャッター速度を遅くすることで滑らかで静寂感ある写真になります。
    手持ち撮影でシャッター速度を遅くするとぶれてしまうので、三脚を必ず持っていくようにしましょう。
    シャッター速度は1秒前後を目安に設定すると、水の流れが白い絹のように写り、やわらかい印象になります。
    シャッター速度を極端に遅くしてしまうと全体的にのっぺりとした印象になり、写真にメリハリがなくなってしまいます。シャッター速度を変えて何枚か試し撮りをして調整をしてください。

    スローシャッターは長時間シャッターが開いているので光を取り込む量が多くなり、露出オーバーになってしまう場合があります。
    NDフィルターを使えば減光できるので、同じ環境でもシャッター速度を遅めに設定できます。

    フィルターを使って効果的に撮る

    レンズのフィルター径の表記位置の画像

    レンズにフィルターをつけることで写真の印象が変わったり、表現の幅を広げることができます。
    フィルターは、お持ちのレンズのフィルター径にあったものをお使いください。
    レンズの周囲にある「Φ」のあとの数字がフィルター径です。
    Φ72の表記がある場合はフィルター径が72mmです。

    NDフィルター(減光フィルター)

    レンズから入る光の量を減らすためのフィルターです。
    滝や渓流の水の流れを表現するためにシャッター速度を遅くすると、光を取り込む量が増えて露出オーバーになることがあります。

    NDフィルターを使うことでレンズに入ってくる光の量を減らし、明るい環境下でシャッター速度を遅くしたときにも適切な明るさになるよう調整することができます。
    光を取り込む量を意図的に減らしているので、NDフィルターをつけたあとはシャッター速度、絞り、ISO感度を確認のうえ撮影してください。

    NDフィルター装着イメージ

    NDフィルターなし

    NDフィルターあり

    PLフィルター(偏光フィルター)

    光の反射を調整するためのフィルターです。
    水面の反射やガラスの映りこみを抑えたり、青空や海、森などの色を濃く鮮やかにして、メリハリのある写真を撮影することができます。光の反射で水が白く写ってしまう場合や、青空をもっと色鮮やかに表現したい場合に使いましょう。
    水流をスローシャッター以外で撮影する場合や滝壺を広く写し込む場合などは水面が反射しやすいので、PLフィルターが効果的です。

    PLフィルター装着イメージ

    PLフィルターなし

    PLフィルターあり

    構図とホワイトバランスを考える

    構図を工夫する

    撮りたい被写体の全体をただ写すだけでは、ありきたりな写真になってしまいます。
    撮影場所を少しずつ変えて、さまざまな角度から被写体を捉えてオリジナリティのある作品に仕上げましょう。

    • 周囲の情景を写し込む
      水の動きだけでなく、周囲の岩の形や木々を活かして滝や渓流の存在感を出しましょう。

    • クローズアップして撮る
      望遠側で滝の一部を切り取って縦位置構図にするなど、視点を変えて撮影しましょう。
      大胆にクローズアップすると水の勢いがより強調されます。
      水流だけを切り取ってもいいですが、周囲の情景を写し込むことで静と動の表現をより強調することができます。

    ホワイトバランスは[太陽光]で撮影する

    水の流れは白~少し青みがかるくらいに写すことで、清涼感が伝わりやすくなります。
    水の清涼感を出すために、ホワイトバランスは基本的に[太陽光]で撮影します。

    周囲の明るさなどの環境によっては思いどおりの色味にならない場合もあります。そのようなときはホワイトバランスを[オート]に変更したり、微調整するなどしてお好みの色に調整しましょう。

    ホワイトバランスについて詳しくは以下のページでご確認ください。
    ホワイトバランス

    おすすめのレンズ

    さまざまな画角で撮れるズームレンズがおすすめです。
    広角側で広い範囲をフレームに収めれば遠近感が強調され、広がりのある表現ができます。
    望遠領域をカバーするズームレンズでは、離れた場所からでも被写体に寄った迫力のある写真が撮影できます。

    ボディ、レンズともに、35mmフルサイズとAPS-Cフォーマットがあります。
    35mmフルサイズのボディにAPS-Cのレンズを装着したり、APS-Cのボディに35mmフルサイズのレンズを装着することも可能です。詳しくは以下のページをご覧ください。

    APS-Cフォーマットのボディまたはレンズと35mmフルサイズのボディまたはレンズを組み合わせて使えるか
    • 目の前に広がる光景を、画面隅々まで鮮鋭に捉えるズーム全域F2.8の大口径広角ズームレンズ。広大な風景や壮大な建造物、開放感を感じさせる背景を広く入れたポートレートなどを、広角域でダイナミックかつシャープに描写します。

    • 使用頻度が高い広角24mmから中望遠105mmまでをカバーし、レンズ1本でスナップから人物、風景、ウェディングなど多彩な撮影シーンに対応する標準ズームレンズです。ズーム全域で画面周辺までシャープな描写を追求しながら、Gレンズならではの美しいぼけ味が楽しめます。

    • 開放F値2.8で70mmから200mmまでの使用頻度の高いズーム域をカバーする望遠ズームレンズ。G Masterならではの高い描写力に加え、進化した新次元のAF性能や高い操作性を備えています。

    • 小型・軽量ながら超広角20mmから70mmまでの広い焦点距離をカバーし、静止画・動画を問わず、風景からポートレートなど幅広い撮影領域で活躍する標準ズームのGレンズです。

    • 使用頻度の高い16-55mm(35mm判換算24-82.5mm)をカバーし、ズーム全域で開放F値2.8を実現した標準ズームレンズです。Gレンズならではの高い解像力と美しいぼけ味も魅力の1本です。

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