デジタル一眼カメラ α(アルファ)で写真撮影を楽しむ
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沈む夕日を背景に、人物も美しく撮りたい。そんなときはフラッシュを使いましょう。
フラッシュと逆光のバランスを取ることが、自然な仕上がりを作る上でのポイントです。
また、ワイヤレスフラッシュで撮影すると、フラッシュを配置する自由度が上がり、効果的なライティングが可能になります。 -

ハイスピードシンクロの効果
背景の夕日が明るい状況で、フラッシュを使わずに撮影すると、人物は逆光で暗くなってしまいます。
フラッシュなしで撮影
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焦点距離:54mm / F値:5.6 / シャッター速度:1/1000秒 ISO感度:100
露出補正値:なし ホワイトバランス:オート
フラッシュのハイスピードシンクロ機能を使えば、同調速度を超える速いシャッタースピードで撮影できるので、背景の夕景はそのままに、人物も美しくひとつの画面に収めることができます。
ハイスピードシンクロで撮影
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焦点距離:54mm / F値:5.6 / シャッター速度:1/1000秒 ISO感度:100
露出補正値:なし ホワイトバランス:オート
ハイスピードシンクロで撮影した写真を部分的に拡大してみます。シャッタースピードを速く設定できるため、ISO感度が低く抑えられるので、暗いシーンでも画面が粗くなりません。人物の肌の艶感やレースの透け感もきれいに表現できています。


- 夕日は意外に早く沈みます。夕日を背景にするときは、太陽の軌道、日没時刻をあらかじめ確認しておきましょう。
- 透け感のある布が風になびけば、夕陽に照らされて、イメージがさらに美しくなるのでおすすめです。
フラッシュの配置図
- フラッシュはスタンドに装着します。太陽の光がくる方向と同じ側(この図では撮影者から見て右側)に設置し、太陽とフラッシュの光をつなぐと自然な光に仕上がります。
- フラッシュを使わない側にはレフ板をおき、暗部を持ち上げています。
準備するもの
- ワイヤレスフラッシュ撮影に対応したカメラ
- ワイヤレスフラッシュ撮影とハイスピードシンクロに対応したフラッシュ
- フラッシュを設置するためのスタンドや三脚
- レフ版(必要に応じて)
今回の撮影では電波式ライティングシステムを利用しました。
ILCE-7M3に電波式ワイヤレスコマンダーFA-WRC1Mを装着し、スタンドに設置したHVL-F60RMを発光させています。
次の項目で、電波式ライティングシステムでワイヤレスフラッシュ撮影する場合の設定方法を紹介します。
電波式ワイヤレスフラッシュ撮影の設定方法
ご注意
カメラにコマンダーやフラッシュを装着するときと取り外すときは必ず、カメラ、コマンダー、フラッシュの電源を切った状態で装着してください。
カメラの設定
- [ワイヤレスフラッシュ]を[入]にします。

※カメラ側には[ハイスピードシンクロ]の設定項目はなく、ハイスピードシンクロ機能に対応したフラッシュ側の設定をハイスピードシンクロにすれば自動的に使えるようになります。
- 撮影モードをP(プログラムオート)、A(絞り優先)、S(シャッタースピード優先)、M(マニュアル露出)のいずれかに設定します。今回はMで撮影しています。夕日を含めた背景が適正露出で写るようにF値、シャッタースピード、ISO感度を設定します。


- 電子シャッターではフラッシュが使用できないカメラがあります。
シャッター方式が選べるカメラの場合は[シャッター方式]を、[オート]、または[メカシャッター]にします。サイレント撮影機能を搭載しているカメラの場合は[サイレント撮影]または[サイレントモード]を[切]にします。お使いのカメラのヘルプガイドもあわせてご覧ください。 - スタジオフラッシュなど他社製フラッシュを使用時には、設定されたシャッタースピードによってライブビューが暗くなる場合があります。[ライブビュー表示]を[設定効果反映Off]に設定することで、ライブビューが明るく表示され、構図確認が容易になります。
ペアリング
FA-WRC1MとHVL-F60RMをペアリングします。
- FA-WRC1Mの電源を入れ、MENUボタン⇒[PAIRING]⇒[ADD]を選びます。
LINKランプが緑色に点滅し、ペアリング画面が表示されます。 - HVL-F60RMの電源を入れ、「WL」を押して[RCV]を選び中央ボタンを押します。

MENUボタンを押し、[PAIRING]⇒[OK]を選択するとLINKランプが緑色に点滅します。ペアリングが完了すると、LINKランプが緑に点灯するので[OK]を選択します。 - FA-WRC1Mの画面にADDED:1と表示されます。中央ボタンを押すとLINKランプが緑色に点灯し、ペアリング完了です。複数のフラッシュをペアリングする場合は同じ作業を繰り返します。
フラッシュの設定
HVL-F60RMの設定を確認します。
- 液晶画面に「HSS」と表示されていれば、ハイスピードシンクロ撮影の設定です。
表示されていない場合は、Fnボタンを押し、十字キーの▼を押して[HSS]を選択し、[ON]を選びます。 - 発光モードを[MANUAL]にして、光量を調整します。
周囲の環境や状況に応じて最適な光量は異なりますのでテスト発光を行い、「ー」「+」ボタンで光量を調整します。
1/1が最も明るい設定です。光量レベルを1段階暗くすること(例:1/1→1/2)は、絞り値1段絞ること(例:F4→5.6)に相当します。
ヘルプガイドもあわせてご覧ください。


[外部フラッシュ設定]機能に対応したフラッシュを、[外部フラッシュ設定]機能に対応したカメラのマルチインターフェースシューに装着している場合、カメラ側のMENU ⇒ フラッシュの設定が変更できます。本体アップデートが必要な場合もあります。
[外部フラッシュ設定]に対応したカメラ、フラッシュについては以下のページをご覧ください。
[外部フラッシュ設定]に対応したカメラ、フラッシュについて
今回の撮影で使用したおすすめのレンズ
広角から望遠まで撮影できるズームレンズで、撮影しながら背景と人物のバランスを調整していくとよいでしょう。背景を広く入れたい場合は広角側で撮影します。
機種はさまざまですが、NEX-7やα6000(ILCE-6000)で使っていたレンズをα7C(ILCE-7C)やα7III(ILCE-7M3)で使えるか、といった内容のお問い合わせをお客様からいただくことがあります。
ボディ、レンズともに、APS-Cフォーマットと35mmフルサイズがあり、同じEマウントであれば組み合わせてお使いいただくことが可能です。使用時の注意点などについては以下のページをご覧ください。
APS-Cフォーマットのボディまたはレンズと35mmフルサイズのボディまたはレンズを組み合わせて使えるか(α:アルファ:Eマウント)使用頻度が高い広角24mmから中望遠105mmまでをカバーし、レンズ1本でスナップから人物、風景、ウェディングなど多彩な撮影シーンに対応する標準ズームレンズです。ズーム全域で画面周辺までシャープな描写を追求しながら、Gレンズならではの美しいぼけ味が楽しめます。
今回の撮影で使用した製品














